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【9月9日リリース!】iPhone6発売直後、アップルの戦いが始まる

iPhone6は、9月9日の発表が確実視されており、手にするのを待ち望んでいる方も多いでしょう。アップルは新型iPhone発売直後から、世界規模の改善プログラムを本格稼動します。アップルのエンジニアたちの戦いは、発売後に始まるのです。

iPhone6発売直後からアップルの戦いが始まる

iPhone6は9月9日のイベントで発表され、9月19日に発売との説が有力視されています。新型iPhone発売後は、行列の様子や入荷状況、品薄による在庫にばかり目が向きがちですが、実はアップルのエンジニアたちの戦いが繰り広げられているのです。
 
Businessweekが、アップルの元従業員の語った新製品発売直後にアップルがとる特別体制について掲載しています。
 
アップルの強みは世界の直営店と専門スタッフ集団である「ジーニアスバー」にあります。
 
iPhoneの発売から数時間で、世界中のアップルストアには、不良品の疑いのあるiPhoneが持ち込まれ、ジーニアスバーのスタッフが対応に追われます。確認して不良品であった場合、製品はカリフォルニアのアップル本社にある試験室に送られるそうです。
 
アップルのエンジニアたちは、不具合の内容を調査し、必要なら製造工程の見直しに着手します。2007年の初代iPhoneでは、スクリーンの耳に当たる部分に発生した小さな亀裂から汗の水分が内部に入り込むことで回線がショートし、タッチスクリーンが動作しない問題が発見されました。アップルは該当箇所に新たなコーティングを行うことを決め、製造工場にも同様の加工を指示しました。
 
その他にも、iPhoneのスピーカーに欠陥が発見された時は、中国の工場からの空輸中に圧力の影響で破裂が生じたことを突き止め、圧力を逃がすための穴を開けることとしました。

発売後一週間以内の対応なら数億円の損失を回避

iPhone6は年内だけで7,000万~8,000万台が製造・販売されると見込まれており、早期に不具合を発見できれば、ユーザーに不満が広がるのを防げるだけではなく、世界規模で回収・修理にかかるコストも削減できます。
 
「発売から1週間以内に欠陥を発見し、対応することができれば数百万ドル(数億円)巨額のコスト削減につながる」と元従業員は語っています。

0.01パーセントの確率で発生する不良品でも数万台の規模に

世界じゅうで数千万台が販売されるiPhoneだけに、仮に0.01パーセントの確率で不良品が発生したとしても、数万台という規模になります。万が一、発売直後に購入したiPhone6に製造上の欠陥があったとしても、エンジニアとサプライチェーンの素早い対応により、数週間後に店頭に並ぶ端末では対策がとられていることになります。
 
もちろん、購入するiPhoneに不具合はあってほしくないですが、アップルの素早い対応には驚かされますね。