【1億じゃ少ない気も…】錦織に計1億円のボーナス、Fリテイリと柳井氏-全米準優勝
9月9日(ブルームバーグ):テニスの全米オープンで準優勝となった錦織圭は、スポンサー契約を結ぶファーストリテイリングと同社会長兼社長の柳井正氏から5000万円ずつ、計1億円の臨時ボーナスを受け取る。
Fリテイリの広報担当の山本慶子氏が電話取材に対して明らかにした。この臨時ボーナスはあらかじめスポンサー契約で定められたものとは別。契約に応じたボーナス額は開示できないという。
アパレルチェーンでアジア最大の同社は2011年1月に錦織とスポンサー契約を交わしており、錦織は同社の「ユニクロ」のウェアを着て試合に出場している。ユニクロのオンラインストア上で全米オープンモデルのシャツなどはすでに売り切れている。
錦織が得た全米オープン準優勝の賞金は145万ドル(約1億5400万円)で、優勝したマリン・チリッチ(クロアチア)の賞金は300万ドル(約3億1800万円)。山本氏によると、Fリテイリでは9日朝、港区赤坂のミッドタウンにある東京本部の食堂のモニターで決勝戦のテレビ中継を流し、社員約100人が集まって観戦したという。
準決勝で錦織に敗れたノバク・ジョコビッチ(セルビア)も同社と12年5月にスポンサー契約を結び、ウェアを着ている。準決勝では「ユニクロ」対決が実現した。全米オープンの車いす男子シングルスとダブルスを制した国枝慎吾はユニクロと所属契約を結ぶ。同社広報担当の無敵絵里子氏によると、国枝に臨時ボーナスはなく契約で定めたボーナスのみが支払われるという。
柳井氏「歴史に残る偉業」
柳井氏は国枝、錦織の2人に文書を通じて祝福のコメントを送った。「本大会では、両選手とも歴史に残る偉業を達成してくれました。彼らのサポートができることを、心から誇りに思いますし、今後も活躍し続けることを、社員一同心から願っております」としている。
錦織と所属契約を結ぶ日清食品ホールディングスはボーナスについて、「金銭面も含めた契約内容は公開していない」という。広報担当の金谷雅志氏が電話取材で明らかにした。同社でも新宿の本社内で社員200人以上が集まり、安藤宏基社長も参加して決勝の模様を観戦したという。
ん〜、経済効果としてははるかにあったはずなのに…