ある29歳の会社員から見た世の中の気になる記事

〜ニュースアプリな情報が交錯しすぎて良くわかないので、自分の中で整理〜

【こんなに売れてる!?】年5億本突破! 「ガリガリ君」快進撃のワケ

商品コンセプトは「フルーツなガリガリ君」。果汁50%と、かき氷タイプのアイスとしては圧倒的に果汁が多く含まれているところが特徴だ。またグレープフルーツの「さのう」とグレープフルーツゼリーが混ぜ込まれ、さらにフルーティさが強調されている。

■ プレミアム感もさらにアップ

 「ゼリーは冷凍下でもプニプニとした食感が感じられるよう設計されています。これは当社の新技術です。また、果肉やゼリーの食感を際立たせるために、通常のガリガリ君より氷の粒を細かくしています」(赤城乳業マーケティング担当・萩原史雄次長)。

 普通のガリガリ君は1本60円(税別)、ちょっと高級志向のガリガリ君リッチでさえ120円(税別)。今回の商品はさらに上を行く値段となっているが、これだけのこだわりの詰まった商品のため、コストもかかっている。大人の感覚で言えばお得感があるアイスバーだ。

 また、ガリガリ君に欠かせないのが「くじ」。今回の商品では当たりスティックが出ると、500円のQUOカードと交換できる。

 セブン&アイとのコラボの初回商品は、今年4月発売の「スイーツなガリガリ君 ミルクたっぷりとろりんシュー味」。セブンイレブンの人気スイーツをテーマにしたアイスだった。カスタード味のソースを使用し、それまでにガリガリ君にはなかった「とろっとした食感」をプラスした。ちなみに、このときの当たりくじは、「ミルクたっぷりとろりんシュー」との交換だった。

 「セブン&アイグループとの共同開発商品は、以前からお話を頂いていました。当社も高価格、高付加価値商品にチャレンジする場として可能性を感じたため、取り組みを始めました」(萩原さん)。

 ガリガリ君にとって小売チェーンとの開発提携は初めて。話題性も手伝い売れ行きは非常によかった。今回のセブン&アイグループ先行販売商品「フルーツな~」も発売が7月中旬とあって、盛夏の販売状況に拍車をかけた形だ。